沢村賞左腕から打った! 阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が2回に2戦連発となる7号を放ち、03年横浜(現DeNA)村田修一に並ぶドラフト制後の4月末までの最多タイ記録となった。

2回2死走者なしでの第1打席。1ボール1ストライクから中日先発左腕大野雄の3球目、高め135キロのツーシームを右翼席へたたき込んだ。「少し甘く入ってきたところを一発で仕留めることができました。良い投手が相手なので、先制点を取ることができて良かったです」とコメントした。

キャンプ中の2月27日の練習試合で対戦する時には「セ・リーグでも一番いいくらいの投手。すべてがハイレベル。ツーシームというかスプリットみたいな感じで、スッと落ちる感じの球だと思う」と話していた。この時はすべて直球4球で死球。この日初球137キロのツーシームを空振りしたその1球で軌道を頭に入れたのか、直球1球を挟んだ後のツーシームをとらえることに成功した。

前回の4月2~4日の京セラドーム大阪での中日3連戦は、4日はスタメンから外れるなど、8打数無安打だったが、中日戦初安打が強烈な1発となった。バンテリンドームでは、この日が初めてのプレーとなる。これまで佐藤輝が本塁打を放った6試合はすべて勝利しているだけに、頼もしい先制アーチとなった。

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