ソフトバンク投手陣が11四死球の乱調で、首位陥落した。工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

-9連戦の初戦で厳しい結果に

工藤監督 厳しい結果になりましたね。はい。

-笠谷は3回で降板

工藤監督 点を取られたのが2アウトからというのがほとんど。結果から見ると(課題は)最後のひとり、ということになってしまう。ただ、彼の中では最初からいけるところまでという思いで投げてくれたのは球威にも出てました。ただ結果は僕らもしっかりと受け止めないといけない。点を取られたのはフォアボールがきっかけ。やはりそこは勝負をしていかないといけない。足りないものは練習するしかない。今日は4人のピッチャーで9回を投げるまでに200球を超えている。やはりこれはいかにコントロールがないのかがそのまま出ている。フォアボールの数もそうですけど。追い込んでからの甘い球を打たれ、初球を打たれ、ランナーがいる時の初球の難しさ。もうそろそろバッテリーも理解していかないと、こういう試合が出てきてしまう。バッテリーコーチとも話をして、もう一度やり直すんだという気持ちを持ってやっていくしかない。せっかくファンのみなさんが球場に見に来ている時にこういうゲームはしてはいけない、ファンの人には申し訳ないという気持ちでいっぱいです。

-笠谷は次戦からオープナーなどの役割になるか

工藤監督 千賀君も東浜君もまだこれからになっている。先発という形ならオープナーという形にするのか、中(継ぎ)。9連戦でできるかは分からないですけど、リリーフデーみたいにしていくのか。せっかくあれだけの球威を持っているピッチャーなので。良いことを経験してほしいという思いも強い。左ピッチャーであそこまで球威があるピッチャーはいないので。彼を生かす方法はまたみんなで話し合っていかないといけない。自信がなくなって難しいということになれば、1度ファームも考える。向かっていく気持ちが失われていないのであれば、短いイニングでも投げさせることを考えていく。できることはします。

-高橋礼が抹消。今後は

工藤監督 ファームでやってもらいます。本人はどうしても球威が出なくて、そこに悩みがあって、いいところを狙いすぎてフォアボールになっているという話をしていました。一度時間を空けて自分を見つめなおして。自分にとって一番の武器はなにかというのをしっかり振り返って。これからの野球人生を決めるのに、本当に大切な時期かもしれない。辛いとか苦しいとかに負けないで、こうすると決めたら辛いことでも我慢してしっかり体を鍛える、ボールを投げる、バッターと向かっていくことをやるんだよという話をしました。

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