2週連続の“援護打”だ! 楽天岡島豪郎外野手(31)が1日、楽天生命パークでのロッテ8回戦に「7番右翼」で先発出場。4回に4月21日のソフトバンク戦以来、7試合ぶりの今季2号2ランを放った。田中将が今季初勝利とNPB通算100勝を懸けて臨んだ4月24日は、適時打で勝利に貢献。当たりが止まらないヒットメーカーが「マー君」に援護点をプレゼントした。

前日4月30日は2安打1打点。この日までの直近5試合は18打数6安打で打率3割3分3厘の岡島が、アーチを描いた。1点リードの4回無死一塁。ロッテ先発右腕・二木の初球。「思い切っていこうと思った」と、124キロ外角フォークをジャストミート。快音とともに、打球は放物線を描きながら右翼席中段に飛び込んだ。「感触が良かったのでホームランになってくれて良かった」とお立ち台で喜びをかみしめた。

8回は内野安打で出塁し2戦連続のマルチ安打。好調の要因は「特にないんですけど、一生懸命頑張っています」。今季は15試合出場で打率2割9分3厘、2本塁打6打点。同30日は大飛球をフェンス際で好捕するなど、全力プレーを貫く。石井GM兼監督は「ここ何年か彼はすごく苦しんできたので、チャンスが来たらやってやろうという、メンタルあっての技術論だと思う。彼はファイターなので、技術の向上に取り組んでいるし、そこが彼の特徴です」と評価を示した。

今日2日は今季2度目の同一カード3連勝を狙う。

「今はたまたま結果が出ているだけなので。結果が出るとき出ないときもありますけど、姿勢だけは変えずにグラウンドには出てきたい」と岡島。今年で10年目。頼れる中堅が1球に闘志を込める。【相沢孔志】