楽天茂木栄五郎内野手(27)が8日、日本ハム8回戦(札幌ドーム)で相手エース右腕・上沢から4日ソフトバンク戦以来、13打席ぶりの今季6号ソロを放った。この一打で1日ロッテ戦から6試合連続出塁に更新したが、チームは3投手の継投で1得点に封じられ、引き分けを挟んで3連敗を喫した。

3点を追う5回無死の第2打席。カウント1-2からの4球目。勝負球に落差があるフォークなど、変化球も考えられる中、「追い込まれていたので三振覚悟で割りきっていきました」と、真ん中の143キロ直球を振り抜いた。高々と上がった打球は長い滞空時間で放物線を描いて右翼中段席に着弾。上沢には17年の初対戦からこの打席まで通算19打数4安打5三振、打率2割1分1厘に抑えられていたが、初めて本塁打と打点を記録した。

この1発で反撃ムードは生まれたが同回裏、近藤の6号ソロで再び3点差に。本塁打後に「次の打席もチームに貢献できるバッティングをしたいと思います」と意気込んでいたが、第3打席の6回2死二、三塁のチャンスでは空振り三振に倒れ、追加点を奪えなかった。9日も日本ハム戦。今季初の同一カード3連敗を防ぎ、11日から始まる西武とのホーム2連戦に向けて流れを作りたい。【相沢孔志】

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