明大が法大に敗れ、19年春以来となる優勝への道が険しくなった。

法大のドラフト候補左腕、山下輝の前に8安打しながら得点は2点止まり。味方投手陣が小刻みに失点を重ねての完敗だった。

田中武宏監督(60)は「手も足も出ないわけじゃなかったが、先に失点をしてしまうと苦しい。焦りもあったと思う」と話した。

明大は3カードを終えて3勝3敗。優勝の可能性は残るが、立大が無敗のまま先を行くだけに、逆転は険しくなった。丸山和郁主将(4年=前橋育英)は勝率5割の現状に「これ以上恥ずかしいところは見せられない。残りは勝ちにこだわって、明治としてしっかり戦いたい」と話した。

▼東京6大学野球優勝のゆくえ

第5週を終え、立大が首位に立つ。(勝ち1点、引き分け0・5点、負け0点のポイント制)

1位 立大5・5点(残り4試合)

2位 慶大5点(残り4試合)

3位 法大3・5点(残り2試合)

4位 明大3点(残り4試合)

5位 早大2・5点(残り4試合)

6位 東大0・5点(残り2試合)

優勝の可能性を残すのは、立大、慶大、明大、早大の4校だが、現時点で自力優勝があるのは、立大、慶大。その両校は、第6週(15、16日)に直接対決を控える。そこで立大が2連勝すれば、17年春以来14回目の優勝が決まる。