開幕戦で対戦した巨人とDeNAのカードは、今季ここまで8試合。巨人の5勝3分けで、DeNA側から見るとまだ白星がない。

<1>3月26日・巨人8-7DeNA(東京ドーム)

DeNAは2点を追う9回2死二、三塁で、田中俊が同点適時打。土壇場で試合を振り出しに戻したが、その裏、巨人の代打・亀井が、三嶋からサヨナラ本塁打を放った。ヒーローは「今年まだ始まったばかりでしたけど、今年一番の当たりでした」

<2>3月27日・巨人10-5DeNA(東京ドーム)

巨人は3点をリードして迎えた7回、今季DeNAから加入した梶谷が、移籍後初安打となる1号満塁弾で突き放し快勝。梶谷は「ヒットも出てなかったので、早くチームの一員になりたくて」

<3>3月28日・巨人1-1DeNA(東京ドーム)

DeNAは初回に牧が先制打。先発の平良から、砂田、山崎と継投で逃げ切りをはかったが、8回に4番手・石田が梶谷に同点打を浴び、引き分け。開幕カード2敗1分けとなった三浦監督は「結果を受け止めて。今日の内容を続けていけば勝てる。前を向いていく」

<4>4月16日・DeNA0-7巨人(横浜)

巨人は3回、岡本和の2点適時二塁打で先制すると、中押し、ダメ押しと効果的に加点。先発・菅野は6安打4奪三振で完封勝利。原監督は菅野に「ボールも走っていたしね、本来の…良かったんじゃないですか」。岡本和にも「いい仕事をしましたね」と2人をたたえた

<5>4月17日・DeNA2-7巨人(横浜)

巨人は同点の6回、香月の3ラン、吉川のソロなど一挙6得点で試合を決めた。三浦監督は、自らの暴投から崩れた先発の上茶谷に「切り替えができなかったのかな。ボールは悪くなかったので、何とかしてほしかった」

<6>4月18日・DeNA2-2巨人(横浜)

2点を追うDeNAは7回、合流間もないソトが1号ソロを放つと、続く8回にオースティンが同点打。苦しい展開を引き分けに持ち込んだ。三浦監督は「みんなで勝とうとつないでいくことができた」

<7>5月11日・DeNA2-4巨人(横浜)

2-2と緊迫した展開のまま、試合は9回へ。巨人は1死から、若林と吉川が連続本塁打。坂本が右手親指の骨折で離脱したが、若手が穴を埋めた。原監督は「3番、4番が不発でも勝てるんだから大したもんだよ。これはやっぱりサポーターたちが頑張ったということでしょうな」

<8>5月12日・DeNA5-5巨人(横浜)

1点を追うDeNAは8回、ソトが逆転2ランを放つと、牧もソロで続いて試合をひっくり返した。しかし9回、2死から三嶋が岡本和に同点2ランを浴び、今季3度目の引き分け。三浦監督は「結果として1つも勝てていない。受け止めて、勝てるようにみんなでやっていくだけです」