緊急昇格した広島高卒3年目の林晃汰内野手(21)が、プロ初タイムリーとなる貴重な先制打を放った。「7番三塁」で先発出場。両軍無得点の5回1死一、三塁の打席で、フルカウントからの7球目、外角直球を捉え、打球は三遊間を破り、三塁走者の鈴木誠が生還した。4回まで無安打無失点に封じられていた巨人戸郷から1点をもぎ取り、プロ初打点を記録した。

「必死にいきました。ヒットになって良かったです」

続く1死一、三塁のチャンスからは、同じく今季初昇格した2年目宇草孔基外野手(24)が遊ゴロを放った間に2点目を追加した。菊池涼らチームメート3選手に新型コロナウイルスの陽性者が出た影響もあり、16選手を入れ替えて臨んだ試合で、1軍昇格切符をつかんだ若鯉の2人が、いきなり存在感を発揮した。