ワセダ魂! 早大出身の楽天茂木栄五郎内野手(27)が同大の3学年後輩、ロッテ小島から逆転打を放ち、同じく5学年後輩の同僚早川を援護した。1点を追う6回、右翼越えの2点適時二塁打。通算対戦打率3割超えの左腕に、先輩の意地を見せた。シーズン打率は2割2分7厘と低調も3試合連続安打と復調気配。名門で築き上げた土台を元に、犬鷲の主将が息を吹き返す。

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花は桜木、男はワセダ-。紺碧(こんぺき)の空の下に、茂木が快音を響かせた。1点を追う6回1死満塁。ロッテ小島の外角カットボールを引っ張った。右翼フェンス手前へ強烈な逆転打。「強く振れるボールがきたら迷わず行こうと決めて、本当に集中して打席に入りました。良い場面で1本打てて良かったです」と二塁上で両拳を握った。

都の西北で切磋琢磨(せっさたくま)した後輩を打った。早大が東京6大学リーグを春秋連覇した15年、4年の茂木が主軸を張り、1年の小島も投手陣を支えていた。「頼もしい後輩が今度は厄介な敵なので、気持ちで負けないように。同じプロの舞台で対戦できるのはすごくうれしいこと」と謙虚ながらも、対戦成績は通算26打数9安打、打率3割4分6厘、3本塁打、7打点と好相性。3月30日ロッテ戦でも1発を放つなど容赦ない。

今年でプロ6年目。早稲田の杜(もり)から、後輩も入ってきた。ドラフト1位で5学年下の早川が入団。「後輩というのもありますし、毎回落ち着いて素晴らしいピッチングをしてくれている。特に前回は1点の援護で完封して勝ちをつけてくれたので、今回は何とか援護してあげられたら」と、前回登板で完封勝利を挙げた左腕の背中を押した。早川も「茂木さんは自分の時もよく打ってくれますし、ファインプレーしてくれる。野手の方には本当に感謝したいです」と頭を下げる。

今や杜(もり)の都で主将を張る茂木が、調子を上げてきた。16日オリックス戦から4戦連続無安打。それでも「初球から結果を気にせずに打ちに行けるようになった」と、打順を5番から下位に下げた21日からのロッテ3連戦で毎試合安打を記録。「あいさつは厳しく言われていたので、今も意識しています」と早大野球部の伝統を守るバットマン。すぐりし精鋭が覇者となる日を目指し、精進する。【桑原幹久】

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