天理大が7回に一挙5点を奪う猛攻で関西国際大を7-0の8回コールドで下し、優勝決定戦に持ち込んだ。4回、近藤遼一内野手(2年=八戸学院光星)のソロで先制。7回には先発牛島樹(4年=専大玉名)が1死一、三塁のピンチを招くと、前日114球完投のエース井奥勘太(4年=立正大淞南)が救援。無失点でしのぎ、快勝を呼び込んだ。引き分け以上で51季ぶりの優勝が決まった甲南大は、大体大に3-6で敗れた。天理大と甲南大は、24日に優勝決定戦(ほっともっと神戸)に臨む。

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天理大は3季ぶりの優勝が見えてきた。殊勲弾は近藤。4回2死の打席で粘り、11球目を左翼席に運んだ。

「強いスイングを意識した。結果としてホームランで良かった」。部内のコロナ禍で3試合を不戦敗としながら、試合を行った9戦は全勝。24日の優勝決定戦に向け、藤原忠理監督(55)は「まずは試合をできることに感謝。明日は総力戦で勝ちに行く」と残り1勝に全力をつくす。