ヤクルト村上宗隆内野手(21)が、特大弾で日本代表入りへアピールした。侍ジャパン稲葉監督が視察する中、5回1死走者なしで、今永の低めのチェンジアップを右中間席中段へ運んだ。15打席ぶりの安打が、本塁打リーグ単独トップとなる13号ソロ。喜ぶファンの拍手を背に、ゆっくりとダイヤモンドを回った。
これで打率はリーグ4位、打点は同3位。本塁打以外にも安定した打撃でチームを支える。「選ばれることを第一にやってきたいと思いますけど、ある程度結果も残っている。あとは選ばれるのを待つだけ」と思いは強い。4年に1度の祭典で、真っ先に思い浮かんだのはウサイン・ボルト。「国旗を背負って走っている姿だったり、ポーズというのはすごく印象に残っている」。08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロと3大会連続で金メダルを獲得し、08年には100メートルを世界新で駆け抜けた姿が胸に刻まれている。
稲妻と称されたスプリンターのように、衝撃的な1発で、目指すは金メダル。稲葉監督からも「素晴らしいですね。飛距離も、スイングスピードもそうですし。サードの守備も冷静にこなしているし、いいバッターになりましたね」と絶賛された。それでも村上は「誰が見てようが、僕たちのやることは変わらない。1戦1戦集中してやっていきたい」と冷静に言った。ヤクルトを勝利に導き続けながら、吉報を待つ。【湯本勝大】



