ソフトバンク柳田悠岐外野手(32)が、得意の交流戦で球団9度目の「交流戦優勝」へ導く。過去2度のMVPを獲得した柳田は、通算打率3割2分7厘、23本塁打、86打点の好成績を誇る“交流戦男”。「たまたまですよ」と笑いながらも「いつもと違う球場とか、違う相手とやるのは新鮮な気持ちで野球ができます。楽しく野球ができているような気がします」と、野球少年のような顔で明かした。

グラシアルが離脱してから4番に座り、11試合で打率3割8分5厘、3本塁打、12打点。4度の5打を放つなど、主砲の役割を完璧に果たしている。工藤監督は「4番柳田」の継続を明言した上で「負担が大きくなってしまうかもしれないけど、彼を中心に打線が組まれていくことになる。彼が打つ、打たないで得点力もずいぶん変わる」と、期待を寄せた。

阪神佐藤輝明内野手(22)との初対面も心待ちにした。「柳田2世」との呼び声も高い怪物ルーキーについて「すごいなと思いますよ。やっぱり。見たことないので、見てみたい」と、心を躍らせる。10本塁打、32打点は柳田を上回る成績。プレーは動画などでチェックしており「いや~、やっぱり面白いですよね、見ていて。すごい。いち野球ファンとしてもすごいなっていう感じ」と絶賛した。阪神戦は6月4~6日に甲子園で行われる。「(自主トレ仲間の)糸井さんもいる。それも楽しみです」。鷹の交流戦男が、セ界と怪物ルーキーの度肝を抜く。【只松憲】

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