ロッテ佐々木朗希投手(19)が高校時代にたどり着けなかった甲子園で、念願のプロ初勝利を挙げた。

最速154キロの直球を主体に、セ・リーグ首位を走る阪神打線に立ち向かった。5回を投げて7安打4失点(自責3)。強い打球を打たれることも多かった一方、三振を5個奪うなど能力の高さも示した。5回に降板するも、6回表にチームが逆転し、勝利投手の権利が舞い込んだ。

▼19歳の佐々木朗がプロ初勝利。交流戦でロッテの10代投手の勝利は09年5月19日横浜戦の唐川に次いで2人目。過去に甲子園球場で白星を挙げたパ・リーグの10代投手は、ともに高卒2年目だった06年5月18日ダルビッシュ(日本ハム)と14年6月18日大谷(日本ハム)しかおらず、佐々木朗が3人目だ。なお、プロ初勝利を交流戦で記録した投手には05年6月15日ダルビッシュ、同年6月18日涌井(西武)08年6月18日前田健(広島)13年6月1日大谷らがいる。