阪神矢野燿大監督(52)が乱打戦となった一戦を振り返った。

チームは開幕からデーゲームで16連勝。「ずっとデーゲームでやったらいいのになあ。そういういいデータというのは続けていけるように頑張っていきたい」と話した。

-相手打線も手ごわかったが岩崎、スアレスが踏ん張った

まあ試合展開というか流れやろうな。サダ(岩貞)があそこ(4点リードの7回)でねえ、ああいう1点差までいってしまったんで。どうしても重くなるし、慎重になる。それは仕方がない。でも粘ってね、ゼロで来てくれたから、これで勝つか追いつかれるかでは、負けるかではエラい違うんで。本当によく粘ってくれたと思います。

-先日の斎藤に続いて、及川にも初勝利がついた

及川も先発させてやりたいなという頭はずっとどこかにあるんやけど、でも前も言ったように、中継ぎすることでチームがどう動いて、どう先発ピッチャーが勝たせてもらえているかとか、チームが動いているというのを理解した上でまた先発に戻っても、いい勉強になってプラスになると思う。そういうところでは中継ぎやけど勝ちが付いたというのも、またいいスタートというか、そういうものになったと思う。楽しさとやりがいは感じ取ってくれる1勝になったと思う。いろんな人のおかげでね。1勝取れたんでね。平田(2軍監督)さんとか、2軍のピッチングコーチも喜んでくれていると思います。

-梅野の打撃内容

状態はまだ上がると思う。今がいいという感じではないと思うんやけど。オレらは不思議なもんで、ヒットが出ると、何か形も変わってきたりというのもあるし。まだまだ上がる状態かなというふうには思っている。ヨシオ(糸井)も久しぶりのスタメンでああやって打ってくれたというのは、やっぱり下位(打線)から(チャンスを)作れるというのも大きい。今日は、あの2人で何打点かな。ヨシオとリュウ(梅野)の攻撃というのはやっぱり大きいね。

-中野がバントも決めて躍動

2番というところはいろんな作戦もある。その作戦ができるっていうことはこれからプロ野球で生きていくことを考えれば、アイツの価値が上がることにもにもつながるんでね。昨日ああいうことがあったけど、すぐに取り返したっていうのは大したもん。いろんな経験してでしか成長はできないんで。ミスしてすぐやり返したっていうのは大したもんやなと思っているし。ある意味、これが当たり前という選手にどんどん成長していってくれたらなと思います。

-先発のルーキー村上はいい経験はした

勝つというところでは力不足というのをあいつも感じ取ったと思う。(西)純矢もそうやけど、及川、斎藤もみんなそうやけど、経験するというのはすごく成長を早めるきっかけになると思う。そういう意味では勝ってくれと願って登板しているというよりも、いい経験しながら成長していってくれたらなという競争の枠の中の登板なんで。そういうところではいったん抹消するけど、何が足りないかとか、何が通用するか分かってまた2軍にいけば、やることが見えてくる。まだ技術的にというか、精度上げていく必要はまだもうちょっとあるかな。

-デーゲームでこれだけ負けないのは

ずっとデーゲームでやったらいいのになあ。もうそんなん必死やからさ。俺らも。ナイターだって必死にやっているし。何か特別なことできているわけじゃないけど、そういういいデータというのは俺らも続けていけるように頑張っていきたい。試合やる前にデーゲームやから勝てるぞというのはそんなにないんやけど、いいことはプラスにしてやっていきます。

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