東京ガスは初戦で日立製作所に敗れ、日本選手権出場を逃した。

今秋ドラフト候補左腕、高橋佑樹投手（23＝慶大）は3番手として7回から登板。1回2／3を被安打1の1四球、4奪三振で1失点だった。今年、外野手から捕手に再転向した加藤雅樹捕手（23＝早大）は、途中出場で早実時代以来の公式戦マスクをかぶった。

8回2死一、三塁のピンチを招いた高橋は、山口太輔監督がタイムをかけると空を見つめた。唇を真一文字に結び、悔しそうな表情でマウンドを降りた。「投げきれなかった」と振り返った。

球速や球の質を磨くため、今年に入ってフォームを試行錯誤している。一時期はバランスが崩れてしまい、今は自然体を意識して投球しているという。「（社会人の）2大大会の1つめを逃してしまった。チームに迷惑をかけた分、秋はそれを取り戻して、おつりがくるくらいの活躍をしたい」と話した。