広島の新人守護神、栗林良吏投手(24)が侍ジャパンの東京五輪(オリンピック)代表入りが有力であることが1日、分かった。5月31日に行われたスタッフ会議で代表24人が絞り込まれ、ルーキーで唯一の選出となったとみられる。

栗林は開幕から抑えを任され、新人投手のデビューからの連続試合無失点(2リーグ制後)を更新し続け、19試合に伸ばしている。苦しい戦いを続ける中、2桁10セーブを挙げている。

プロでは初の侍ジャパン選出も、アマチュア時代には日の丸を背負った国際舞台の経験がある。名城大3年時に大学日本代表に選出され、日米大学野球、台北ユニバーシアードに出場した。国際舞台の経験は、プロのマウンドでの強心臓ぶりに表れている。

広島からはほかに侍ジャパン常連の菊池涼と鈴木誠のメンバー入りが確実視され、2年目の森下の選出も濃厚とみられる。