阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が5番初安打を放った4回に続き、仰天の二塁打を放った。

5回1死一、三塁の第3打席。谷川の135キロ変化球をたたくと、佐藤輝の強烈なスイングから放たれた打球は自らの足元でワンバウンドし、そのまま大きく跳ね、一塁手高浜の頭上を越した。右翼線を転々とし2点適時二塁打となった。これで佐藤輝は今季17度目のマルチ安打。シーズン換算では43度で、19年近本と並び球団新人最多ペースだ。

佐藤輝はプロで初めて「5番右翼」で先発した前日8日に、プロ初の1試合4三振。同点で迎えた8回2死一、二塁の絶好機では、左腕堀のスライダーに空を切った。この日も「5番右翼」で先発。5番の悔しさを5番で晴らした。