新型コロナウイルス陽性者となった源田の濃厚接触者に特定されていた木村文紀外野手(32)が、ファームで実戦復帰を果たした。

3番右翼でスタメン出場し、7回に一塁内野安打を放ち2打数1安打。5回守備から退いた。隔離期間を含め約3週間のブランクにも「3週間空いたわりには、やろうと思っていたことができました。ボールもそれなりに見えていましたし、タイミングを取ることができていたのでそこは良かった点です」と前向きにとらえる実戦だった。

濃厚接触者として特定された広島市内で隔離されている間はトレーニング器具を取り寄せ室内で練習。バットを振っていたという。「栗山さんから電話をいただいたり、中村さんはテレビ電話をくれて、おふたりから、元気か?と心配してもらって」と先輩の優しさに感謝。1軍の試合はテレビで見守っていた。「毎日テレビで見ていました。放送していない時もあるので、パ・リーグTVを契約して試合を見ながら投手に合わせてバットを振っていました」と、イメージトレーニングを欠かさなかった。

不在の間も、次々と若手が成長していく姿を、画面越しに見届け「若手の活躍は、刺激を受けますね。突き上げ方が半端ないです。愛斗も岸も川越も、すごいなと思ってみていました」と、若手に負けじと再び競争に割って入っていく。