侍ジャパンは16日、都内ホテルで東京オリンピック(五輪)内定選手発表会見を行った。

世界一に輝いたプレミア12でMVPを獲得した鈴木誠は同大会で4番に定着。その後も稲葉監督は一貫して不動の構えだ。ポイントは18年日米野球以来の招集となる柳田の置き所。3番は据わりがいいが、1番にハマれば破壊力が増す。

1番は稲葉監督が就任して以降、最多出場が秋山(現レッズ)の10試合。プレミア12では山田が5試合で務め、決勝の韓国戦では逆転V弾を放った。だが山田が守る二塁手のレギュラー最有力は菊池涼。1番柳田が機能すれば2番につなぎ役もこなせる菊池涼、3番に「三振しない男」吉田正とつながる。5番は勝負強さ抜群の浅村が4番を後方支援する。

6番に長打力に加え、確実性も増した村上が据わり、7番に若き2000安打達成者の坂本、8番に通算出塁率4割超えの近藤、9番に打撃もキャノン化してきた甲斐へと巡回する。左右ジグザグの理想の打線が組める。