オリックスが、阪急時代の84年以来37年ぶりの11連勝を飾った。3回に紅林の5号ソロで先制。2死後に吉田正の13号ソロで加点し、6回には杉本の15号で突き放した。吉田正と杉本の青学大コンビのアベック弾は初。97年以来の7カード連続勝ち越しも決め、京セラドーム大阪での8連勝も球団初。歴史的な数字が並ぶ快勝劇で首位をがっちりキープした。

◆84年の阪急 来日2年目の主砲ブーマーが開幕から大爆発で打線をけん引。1番福本の後を受け、2番に入った弓岡が当時のパ記録となる49犠打と脇を固めた。21勝の今井をはじめ、佐藤義則17勝、山田久志14勝、抑えの山沖之彦15セーブと投手陣も鉄壁だった。前年まで2年連続日本一の西武のもたつきにも助けられ、2位ロッテに8・5差をつけて、阪急としては最後のパ・リーグ制覇となった。3冠王ブーマーがMVP、急成長した捕手の藤田が新人王を獲得した。