楽天ドラフト2位ルーキーの高田孝一投手(22)が26日ソフトバンク戦でプロ初登板初先発に臨む。

25日、同戦の試合前練習に参加し、ダッシュ、キャッチボールなどで最終調整。デビュー戦を翌日に控え「今はそこまで緊張したり焦ったりすることもなく練習をできているので、いい感じだと思います」と心境を明かした。

法大出身の右腕は、最速156キロの直球を武器に春季キャンプでは1軍の救援枠を争った。だが、開幕1軍メンバー入りはならず、ファームでは先発調整を重ねた。2軍では全て先発で11試合に登板し、4勝5敗、防御率2・82を記録。前回登板の16日2軍DeNA戦では、89球で3安打13奪三振1失点で完投勝利を挙げた。中9日で臨む1軍マウンドに「ファームでは決め球の変化球の精度、いかに少ない球数で長いイニングを投げられるのかを意識して取り組みました。やっぱり僕の生命線はストレートだと思っているので、ストレートをしっかりゾーンに投げ込んでいく中で緩急をつけたり、間を変えたり、うまく投球ができればいいなと思います」と意気込んだ。

初登板初先発の相手は王者ソフトバンク。「入団してからずっと、ソフトバンク打線にどこまで通用するのか試してみたいと思っていた。縁があって初登板でソフトバンクとやれるので、相手のチーム状況は抜きとして、自分の投球がどこまで通用するかというのを試すいい機会だと思う。打者というよりかは、打線にしっかりと挑んでいけたらいいなと思います」と心を躍らせた。