ロッテが競り勝ち、連敗を3で止めた。

6回以降は両チームとも無得点だったが、走者は多く出た。7回はフランク・ハーマン投手(37)が2死後に2四球を許し、マウンドでバランスを崩す場面もあったが、無失点でしのぎきった。8回は佐々木千隼投手(27)が1死一、三塁のピンチを迎えたが、5番渡辺をスライダーで遊ゴロ併殺打に。井口資仁監督も「しっかりしのいでくれた」という投球で、守護神益田直也投手(31)につないだ。

打線では2点リードの8回2死、ブランドン・レアード内野手(33)が安打で出塁すると、和田康士朗外野手(22)が代走で登場。続く安田の初球に二盗を決めると、安田の四球後、7番藤岡の時には三盗にも成功した。今季16盗塁となり、ソフトバンク周東に並んだ。

得点にはつながらなかったが、井口監督は「もう1点というところで、ああいう走塁をしてくれて。あそこで1本出れば試合を決めるところなので、ああいうところで走ってくれるのは我々にとって大きいですよね」と積極性を評価していた。【金子真仁】