6月28日に支配下に復帰した高卒3年目の巨人直江大輔投手(21)が、3回を完全投球でプロ初セーブをマークした。登場曲に選んだ嵐の「A・RA・SHI」に乗せて6点リードの7回から5番手で登板した。これが昨年9月21日広島戦以来、プロ4度目の1軍マウンドとなった。

先頭の西川をフォークで遊ゴロ、同学年の小園をスライダーで中飛でテンポよく2つのアウトを奪う。続く打者は侍戦士の鈴木誠。3球連続変化球で3球三振を奪ってみせた。「よっしゃー!」と声を出し、グッと右拳を握って喜んだ。

回をまたいで8回のマウンドにも上がると、坂倉、林、野間の左打者をいずれも内角スライダーで一ゴロに打ち取った。9回も3者凡退に打ち取り試合終了。プロ初セーブが記録された。

昨季は1軍で3試合に先発するなど高い期待を受けていたが、10月に椎間板ヘルニアの手術を受けた。その影響で育成選手として再契約を結んでいた。

今季は2軍戦で6試合に登板。24日イースタン・リーグのヤクルト戦(ジャイアンツ球場)ではプロ入り後初の完封勝利と好投していた。

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