広島中村奨成捕手(22)が、本拠地初本塁打となる2号ソロを放った。3点を追う6回、先発九里の代打で登場。カウント1-1からの3球目、143キロ直球をはじき返し、打球はバックスクリーンへ。反撃の口火を切る1発となった。中村奨は「弾道とか角度的にも完璧だった。もしかしたらと思って走っていました」と振り返った。

プロ1号を放った6月19日DeNA戦(東京ドーム)以来、16打席ぶりのヒットが、地元広島で1発目の本塁打となった。中村奨は「最近なかなか打てていなかったので、何とか自分でも打破したいと思っていた。打たないと生き残れない。継続していきたい」。交流戦の良かった時と、直近の打てなかった試合の映像を見比べ、修正ポイントを探りながらバットを数多く振り込んだことが、功を奏した。

チャンスが限られる中で、結果で期待に応えた。前半戦の残り7試合に向け、「数少ないチャンスでアピールできるようにやっていきたい。それだけです」と力を込めた。

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