DeNA三浦大輔監督(47)が26日、エキシビションマッチがサバイバルマッチとなることを予告した。左脇腹の炎症で戦列を離れていた浜口遥大投手が25日のイースタン・リーグ日本ハム戦(横須賀)で実戦復帰し、石田健大投手も先発転向。後半戦の先発ローテーション争いは激しくなる。「先発だけじゃなくリリーフも野手もです。決めてないので。調整の選手もいますけど、ほとんどの選手は結果で見せてもらわないと。みんな競争です」と、新戦力の台頭を待ち望んだ。

27日からペイペイドームでソフトバンクと2連戦を行うが、今回の遠征には2軍から進藤拓也投手、ルーキー池谷蒼大投手、益子京右捕手、伊藤裕季也内野手を帯同させている。指揮官はペナントレース再開で1軍枠をリセットする意向だけに、若手には正念場となる。

また、三浦監督は、初の開幕投手を務め、前半戦を引っ張った浜口の状態について「しっかり腕も振れていたし体も使えていた。まだリハビリから最初の登板なので段階を踏んで、状態を見ながら進めていければ」と復帰戦を映像で確認した。後半戦開幕に間に合うかを問われると「何もなければ。まだ登板の報告が来てないので断言できないですけど。順調にきている」と見通しを語った。

エキシビションマッチの先発は、27日が地元福岡出身の坂本裕哉、28日がフェルナンド・ロメロの予定。東京で五輪が開催されている中、福岡でも後半戦の1軍入りをかけた熱い戦いが始まる。【斎藤直樹】