創設49年目で初の日本選手権出場となった稲城が、優勝候補の佐倉との関東連盟勢同士の対戦を6-1で制し、ベスト8に進出した。主将でエースの平嶋桂知(かいち、3年)が6回1失点の好投、4番の奈良飛雄馬捕手(3年)が3打点と、バッテリーが活躍した。同じく関東連盟勢の対戦となった江戸川中央―武蔵府中は、江戸川中央が4-0と、先発小泉敦裕(3年)の完封で8強入りした。関東連盟勢は東練馬、水戸も勝ちあがり、4チームが準々決勝に進んだ。

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武蔵府中が散発5安打で完封負けを喫した。「残念ながら負けちゃいました」と小泉監督。江戸川中央には7月のジャイアンツカップ出場決定戦では6-5で勝っているが「こっちの流れではなかった。打撃がつながらなかったですね」と振り返った。1回に死球で出た走者が捕手からのけん制でアウトになった。3回にも得点圏に走者を進めたが、後続がフライを打ちあげてつぶす。攻撃のリズムがかみ合わなくなり、ゼロ行進が続いた。それでも、外野手を中心に守備ではファインプレーを連発し、武蔵府中らしさはみせた。「実力的にも相手には力があるので、食いついていこうとしましたが、2点先に取られたのが痛かった」と話した。

▽2回戦(関東連盟所属チーム関連)

稲城6-1佐倉

江戸川中央4-0武蔵府中

東練馬2-0神戸中央

水戸6―1北摂