【俺たちの青学大〈番外編〉】インカレデビュー女子1期生「2人で強く」駅伝挑戦元年

来年1月に箱根駅伝4連覇を目指す青学大。4月には女子駅伝チームが創設され、2人の1期生が入部しました。9月の日本学生対校選手権(日本インカレ)に出場した芦田和佳(のどか)と池野絵莉(かいり、ともに1年)は、男子部員と同じ「青学メソッド」で力を蓄え、来年の女子駅伝出場を目指します。原晋監督(59)の下、新たな挑戦をする“ダブルエース”の1年目を「番外編」でお届けします。

陸上

青学大女子駅伝チームの芦田和佳(中央)と池野絵莉(右)。左は原晋監督

青学大女子駅伝チームの芦田和佳(中央)と池野絵莉(右)。左は原晋監督

ルーキーコンビ揃って“全国デビュー”

秋の涼しさを感じさせた曇り空の日産スタジアム。入学から半年を迎えたルーキーコンビが、そろって“全国デビュー”した。

初日5日の1500メートル予選で池野が登場した。学生記録保持者で日本インカレ2連覇をする順大の田島愛理もいた同じグループのレースに出場した。「ラスト勝負になると負けてしまうことがあるので、先頭でペースをつくった方がいいかな」。スローペースとなった序盤で集団を先導し、見せ場をつくった。

青学大の池野絵莉(中央右)

青学大の池野絵莉(中央右)

しかし、中盤以降、トップだった田島を筆頭に選手が次々とペースアップし始めた。徐々に順位を落とした池野は4分34秒76の組6着でフィニッシュ。15人による決勝には届かなかった。

右ひざの故障から6月に復帰したが、ほろ苦いデビューとなった。「全然、納得できなかったけど、いろんな部分で課題とか、ほかの選手に比べて力が全然足りていないことも実感できた」と受け入れていた。

青学大の池野絵莉(中央)

青学大の池野絵莉(中央)

青学大の池野絵莉(中央)

青学大の池野絵莉(中央)

青学大陸上部歴史に確かな足跡

8月のU20世界選手権(米国)3000メートルに出場した芦田は、1500メートルでは集団から後れをとり、組10着で決勝進出ならず。「結構、練習もできていたけど、ラスト勝負にもっていけず、気持ちの面が出てしまった」と悔し涙を浮かべた。翌6日に入学後、初挑戦となった5000メートルでは途中棄権で本来の力を出し切れなかった。

4月4日、女子1500メートルでトップだった青学大の芦田和佳

4月4日、女子1500メートルでトップだった青学大の芦田和佳

初年度のトラックシーズンは理想通りではなかったかもしれない。

ただ、青学大伝統のフレッシュグリーンのユニホームを着て、陸上部の歴史に確かな足跡を残した。

本文残り71% (2779文字/3905文字)

スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。