初回からプロ野球3年ぶり85度目となるトリプルプレーが成立した。先発の西武今井達也投手が先頭に死球、続いて四球を与える立ち上がり。無死一、二塁のピンチで、打者・浅村への初球がライナー性の当たりだった。二塁走者の小深田も、一塁走者の鈴木大も全力疾走。しかし、右翼・愛斗が背走しながら捕球しアウト。走者は気づかずに本塁まで生還しており、中継プレーを経て源田が二塁ベースを踏み、一塁・山川へ送球し、三重殺の珍事となった。

3年前の18年8月に、同じ西武楽天戦以来。捕球した愛斗は「良かったです! 自分としては普通のプレーではありますが、初回、今井が四球で難しい流れの中で、あのようなプレーができたのは良かったと思います」と笑顔で振り返った。