広島が先発松葉ら中日投手陣に今季最少1安打に抑え込まれ、3試合連続ゼロ封負けを喫した。

試合前まで21イニング連続無得点の打線は、この日も序盤から重かった。前日から2選手入れ替えた打線も機能せず、4回まで1人の走者も出せなかった。

2点を追う5回、先頭の鈴木誠がチーム初安打となる中前打で出塁すると、直後に二盗を成功させた。1死三塁から長野の一ゴロで鈴木誠はスタート良く本塁を狙ったが憤死。6回2死満塁では鈴木誠が2番手田島に三ゴロに抑えられた。

選手交代も、劣勢の終盤8回まで投手に代打安部を送ったのみ。3点を追う7回1死一塁から死球の長野に代走はなく、強攻策の末に走者を進めることもできなかった。佐々岡監督は「1本では勝てない。1本ではなかなか策も…。一生懸命やっている中で塁に出られない、1点取れないといのが続いている」とうなだれた。30イニング連続無得点で今季4度目の4連敗。待っているだけでは、流れは変わらない。【前原淳】

▽広島朝山打撃コーチ(3戦連続ゼロ封負けに)「みんな、“なんとかしなきゃ”が強くて。ちょっと小さく縮こまっているかなというところがある」

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