DeNA浜口遥大投手(26)が23日、阪神のルーキー佐藤輝明外野手にリベンジを誓った。

変則日程で、2週連続で同じカードに登板する。17日阪神戦(東京ドーム)では初回に適時打を浴びた後、2打席連続本塁打を打たれるなど、3打数3安打3打点だった。「3点すべて佐藤選手に打たれている。必ずやり返さないといけないと思っている」と強い意思を持って臨む。

本塁打は2本とも内角球だった。これを右翼と左翼へ打ち分けられた。だからといって、内角を攻めなければ、投球の幅は広がらない。「もちろん配球的なことなので多くを語ることはできないですが、内角も使わないといけない。持ち味が何かを考えたり、奥行きで勝負したり、横を広げたりしないと」。臆することなく攻めていく。川村丈夫投手コーチも「前回の佐藤君はうまく打ったなという印象。インコースを攻めることは変わらない。投手ができることはストライクゾーンを広く使って攻めていくこと」と攻撃的な投球を指示した。

佐藤輝には今季、チーム全体で打率3割5分3厘、6本塁打、16打点とセ・リーグ球団で最も打たれている。「自分のポイントでスイングされると打球が本当に飛ぶと感じている。そこを気を付けていく」。新人に何度も甘い顔を見せられない。【斎藤直樹】