DeNA牧秀悟内野手(23)が、球団新人記録を更新する通算21本目の二塁打を放った。3回の先頭打者として、サイスニードのスライダーを左中間へ運んだ。1959年(昭34)桑田武の20二塁打を抜いて、62年ぶりに球団記録を更新した。

桑田は牧にとって中大の先輩にあたる。桑田は60年に大洋(現DeNA)が初優勝した時の4番打者で、新人最多本塁打記録(31本=西武清原和博とタイ)も持っている。

三浦大輔監督は試合後「牧は何でも新記録になってくると思うので、どんどん塗り替えてもらえたら」と祝福した。牧はこの3試合で、球界初の新人サイクル安打、球団新人タイ記録の1試合5打点、球団の新人で初めて3者連続本塁打をマークと、記録をつくり続けている。【斎藤直樹】