ファーム日本新記録の16連勝中の阪神2軍が、連勝継続で1軍との「兄弟V」を目指す。チームはウエスタン・リーグ2連覇中のソフトバンクとゲーム差なしの首位に立つ。前回1軍が優勝した05年も2軍は優勝しており、それ以来のアベック優勝に期待がかかる。

<記録担当・高野記者が優勝日を大胆予想>

◆1軍 過去に2位と2差以内の小差で優勝したセ13球団の平均勝率、5割7分4厘をVラインと仮定する。引き分けを無視すると、今季の阪神は最終的に80勝59敗4分けが必要。

阪神が過去に年間80勝以上を挙げて優勝した64、03、05年のうち、最も勝率が低かったのが64年の5割8分8厘。当時の最終戦、140試合目で80勝に到達した。最終負け数こそ56敗と先述の仮定とは違うが、最終勝ち数80、引き分けは4。よって今季も140試合目、10月20日ヤクルト戦(甲子園)をVデーと予測する。

◆2軍 現状2位ソフトバンクとは0ゲーム。今月14日から甲子園で直接対決3連戦が待つ。ここまで同カードは12勝12敗2分けの五分だが、甲子園では1勝3敗と分が悪い。阪神が9月26日オリックス戦で全日程を終了した後、ソフトバンクが中日と最終戦を行う同30日の他力でのVとなる可能性が高い。