巨人宮本和知投手チーフコーチ(57)が8戦勝ちなしの責任を口にした。

8試合で46失点、直近3試合連続で1回に先制を許す展開が続いている。「これは投手陣をまとめている私の責任であろうと思っています」と背負った。

6連戦を5枚の先発投手で回しているとは言え、4日阪神戦で6回2失点の高橋以来、ローテーションの全投手が5試合連続で6回まで投げきれずに降板している。「チーム状況の悪い時は先発は先制点をあげない、無駄な四球を出さない、抑えられる打者、投手とかにはヒット打たれない、四球の後の本塁打(を防ぐ)。こういう事をやっていかないと、この流れを断ち切ることは出来ないと思っている。チームには迷惑をかけているなと、私も反省しています」と受け止めた。

先発だけでなく、中継ぎも万全とは言えない。4番手の大江は、2回4失点で3試合連続失点。前半戦から23試合連続無失点を達成した安定感は見せられなかった。宮本投手チーフコーチは「こういうところで力を出す投手がこの世界で生き残れると思う。そういう意味では投手陣、非常にまだ一流選手、そこまで登っていないという気がします」と奮起を促した。【小早川宗一郎】