首位阪神が2カードぶりにカード勝ち越しを決めた。先発の阪神が秋山拓巳投手(30)が6回までノーヒットの7回1安打1失点と好投。2年連続2桁となる10勝目を挙げた。チームも貯金17とした。矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り。

 

-秋山は秋山らしく上出来の投球

逆にヒット打たれていないからね、どこで代えるかっていうのはなかなか難しいというか。まあでも、しっかりこう真っすぐでね、ある程度前半いけたっていうのは大きかったんじゃないかなと思う。

-7回に初安打を打たれてもあの回をしっかり抑えた

もちろんピッチャーも準備はしているけど、もうちょっと点差があれば、もちろん投げさせることもできる。まあでもああいう点差だったんで。点差がちょっと難しかっただけで、まあまだ行けるとは思うんだけど。そこらへんはウチのパターンというか、そういうところもあった。

-前日には西勇も勝って、前回悔しい思いをしていた秋山も勝利投手に

残りもだいぶ少なくなってきたけど、吹っ切れるというかね。やっぱりいい投球しても勝てないとか、勝ち星からちょっと遠ざかると、どうしてもリズムに乗れない、また慎重になるとか、そういう部分がどうしてもみんな出る。まあそういうところはこの勝ちでまた、次、次、次ってね、アキ(秋山)も(西)勇輝も行ける勝ちになるんでね。

-秋山が真っすぐで押せるのはポップフライも増えるというバロメーターか

もちろん、変化球でかわすっていうとなんだけど、びっくりするようなスピードが出るわけじゃないけど。やっぱり大きな特長だと思うんでね。そういうところではさっき言ったように、前半、そういうふうにいけたというところが大きいんじゃないかな。

-打線は6回につないでつないでマルテが打った

その前もチャンスあったけどね。あと1本出ないから、流れ的にちょっと嫌やったから。そういうところではタイムリーと思ったけどね。最高の形で。久しぶりのラパンパラでベンチもタイミング一致するのがなかなか難しかったけれど。でも最高の形で打ってくれた。

-中野がチャンスメーク

そうやね。しぶとい、追い込まれてから逆方向に打ったりしながらというところで。ああいうふうに打ってくれれば、拓夢のリズムにつながるし、相手にとっても嫌な選手になっていくと思うんで。現状2番でいい機能を果たしてくれているんで。

-中押しもあって、攻撃もいい流れ

まあそうやね。あんだけヒット打っているからもうちょっとというのはなくはないけど。代打陣、嘉男もあれやったし、ロハスもあそこで打ってくれたし、そういうところではみんなが何かしら絡むということはできたんで。得点的にはもうちょっと取りたかったというのはあるけど、点取れているところはいい攻撃ができたんじゃないかなと思います。

-糸井が300盗塁

去年からあと1個、あと1個というところで。嘉男もキャンプからもそうやし、走るということをすごく意識して。元々、膝がよくなかったというのが前年からありながらね。そういうところをしっかりケアしながら意欲的に走るというのを。外野でもよく走っているし。一つの通過点だと思うんで。でも300ってとんでもない数字なんで。嘉男らしい、攻走守全てがバランス良く整ったという嘉男を表すにはピッタリな300という素晴らしい記録だと思います。