楽天が終盤に追い上げを見せるも届かず、2カード連続の勝ち越しを逃した。4位ソフトバンクとは3ゲーム差、この日勝利した首位ロッテとは今季最大の6ゲーム差がついた。

2回に山崎剛、小深田の適時打で3点を先制。主導権を握ったが、先発田中将がリードを守れない。4回にデスパイネ、5回に栗原と2発の2ランを浴びた。今季ワーストの5失点と試合を作れなかった。

打線は8回に無死一、二塁と好機をつくるも代打村林が送りバントを失敗。後続も倒れた。9回に鈴木大が9号ソロで追い上げるも及ばなかった。

以下、石井一久GM兼監督(48)の一問一答

-終盤追い上げるも届かず

みんなが負けられない戦いの中で、負けられないという姿勢で試合をしてくれている。結果は後からついてくるので、ここで言えばあと1点足りなかったというところで、しょうがないのかなと思います。

-先発田中将が5回5失点

らしくなかったかなと思います。3点をあげられたところは2アウトからポンとヒットを打たれて、そこから相手に流れを渡してしまったんですけど、あの回は2アウトまでいったなら最後出力上げて3人で終わらせればよかったのかなと思います。

-4回以降、投球に変化は

ないですけど、僕の中では3点とられたところは2アウトからちょっと嫌な入り方の3球だなと思っていた。あの辺でもうひと踏ん張りというか、出力を上げて3人で終わらせていればと。まあ、たらればですけども。

-栗原に2ランを浴びてから切り替えられなかった

急に出力を上げた感じがあって、それが力みになったのかなという印象はありました。そこでちょっと精度が悪くなったのかなという感じには見えました。

-8回無死一、二塁で代打村林が犠打失敗

シチュエーション的にはすごく難しい。2点負けててノーアウト一、二塁、投手モイネロという厳しい中でピンチバンターとして出て行ったんですけど、そういうところでやっぱり決めてこそ自信がついていくし、決めてこそ村林の価値だと思う。失敗したことはとやかく言わないですけど、そこで何とかね、チームのためにも自分のためにも、あそこで決める必要があったと思います。

-山崎剛、小深田ら若手が躍動

終盤に入って、負けられない戦いの中で自分たちの野球をしていく中でチーム力は上がっていくと思うので、こういう姿勢は崩さずに最後まで戦って、チーム力をつけていかないといけない。ここからまたスタートを切って、あさってまたやっていきます。

-移動日を挟み、ビジター5連戦

切り替えられる試合数だと思う。勝ってうれしくて、負けて悲しくて、ということはあんまり今は関係ないので、とにかく1戦1戦しっかりとやっていって、負けられない中で戦っていくところでみんなの経験値になっていけばいいかなと思います。