早大・徳山壮磨投手(4年=大阪桐蔭)は「春のリベンジという気持ちでマウンドに上がりました。この日のために準備してきたつもりでしたが、結果がこうなり、チームのみんなに申し訳ないです」と責任をしょい込んだ。7回10安打5失点で、チームは開幕連敗スタートとなった。

今春リーグ戦は、硬くなった神宮のマウンドにも合わず、3勝2敗、防御率3・54。徐々に調子を戻したが、不本意な成績だった。夏の間、持ち味であるストレートをもう1度磨き、オープン戦でも手応えがあった。この日は打ち取った当たりが安打になるなど、不運も重なったが「粘りきれませんでした。力不足です」と結果を受け止めた。

最速151キロ右腕で、ドラフト候補に挙がる。視察したプロのスカウト陣からは「春より真っすぐは良くなっている」と評価する声が複数、聞かれた。徳山自身、硬いマウンドには「大丈夫でした」と不安は消えた。それでも「結果が全て」と繰り返した。空き週を挟むため、次戦は10月2日からの第3週。結果で見せる。