日本ハムはロッテ18回戦(札幌ドーム)で5安打と打線が奮わず、今季4度目の2試合連続完封負け。最少失点でしのぐ投手陣を、援護できなかった。ロッテ戦は3勝11敗4分けとなり、3季連続のカード負け越しが決まった。この3連戦はわずか1点しか奪えず、23イニング連続無得点中。4度の得点機を生かせず、首位を走るロッテに、球際での強さを見せつけられた。

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首位争いをするチームの強さを見せつけられた。札幌ドームには、何度も日本ハムファンのため息が響いた。7回は近藤の左中間へ伸びた飛球を、中堅・藤原がフェンス手前でジャンピングキャッチ。8回1死二、三塁の絶好機も、西川の中前へ抜けるかという当たりを、遊撃・エチェバリアの横っ跳びのスーパープレーで阻まれた。

さらに2四球で得た、9回1死一、二塁でも無得点。今季4度目の2試合連続完封負け。今カードで脳振とうから戦列復帰し、3試合連続4番に座った近藤も11打数無安打と封じられ、チームは23イニング連続無得点に終わった。決定力不足に泣いた栗山監督は「いろいろな意味合いがあるんだろうなと思っている。日常の生活を含め、全てもう1回見直してやっていきます」と、神妙な表情だ。

ロッテ戦は3勝11敗4分けとなり、3季連続のカード負け越しが決まった。11敗のうち4敗が1点差。この日の敗戦について、小笠原ヘッド兼打撃コーチは「本当に紙一重」と弁明したが、その紙一重の差が積み重なって、首位と最下位、それぞれの順位に直結していることは否めない。

22日からは敵地で2位オリックスと2連戦。上位との対戦が続く。【中島宙恵】

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