日本ハム清宮幸太郎内野手が杉谷バットでイースタン・リーグ本塁打王を勝ち取る。22日、同リーグ・ヤクルト戦(鎌ケ谷)で5打数1安打。待望のアーチは生まれず「今日も、打ちたかったです」。18本塁打で西武渡部とトップタイのままだ。2軍公式戦は残り9試合。タイトルへの思いは「もちろんです。残り全試合打つつもりでやっているので」と力強く言った。
目標達成へ新たなバットも導入していた。「イソさん(五十幡)が使っていたので貸してもらって、振りやすかったので」と、現在使用するのは杉谷のバットだ。グリップエンドが太くて重い“こけしバット”と呼ばれるタイプのもの。「拳士さんに『余ってないですか? 』と。余っていたので、もらいました。思ったところに(バットが)出てくれる感じがします」。14日のロッテ戦から使用し、最近6試合で3本塁打。渡部を猛追するきっかけの1つだった。
ここまできたら“初タイトル”を取って2軍公式戦を終えたい。今季は2軍で416打席で18本塁打。「1年目は今年の1/3くらい(182打席)で17本。それに比べたら本当に物足りない」と自覚するからこそ、「多く打席に立たせてもらっているので、その分多く打たないと」。自分に言い聞かせた。【木下大輔】