前日に今季7度目の無得点負けを喫した巨人が、目の覚めるような「わっしょい猛攻撃」を序盤から繰り出した。初回は1死二、三塁から岡本和真内野手(25)がキャリア最多の102打点目となる2点適時打で先制。3回には坂本勇人内野手(32)の適時二塁打など打者10人で5得点。広島先発の九里を3回途中7失点でKOした。

「中秋の名月の満月」の下で0-2で敗れた前夜の試合後、原辰徳監督(63)は「1本出なかったですね。向こうはそれをぱっと、ものにしたということですね」と、ここ一番での「1本」を求めていた。指揮官のメッセージに応えるように、この日は3回までにつくったチャンスで「1本」が次々と生まれた。

《巨人の3回の「わっしょい猛攻撃」》

<1>吉川 二ゴロ

<2>松原 四球

<3>坂本 右中間への適時二塁打

<4>岡本和 左前打

<5>亀井 四球

<6>中田 押し出し四球

<7>丸 右前適時打

<8>大城 中犠飛

<9>戸郷 三塁内野安打、三塁手林の一塁悪送球で二塁走者中田が生還

<10>吉川 一ゴロ