球団新記録へ、ヤクルトのベテランが大きな1発を放った。0-0で迎えた5回2死満塁で、青木宣親外野手(39)が打席に入った。

2球目の外角のカットボールを逆らわずにコンパクトに左翼方向へ。打球はそのまま左翼席最前列に届き、先制の6号満塁本塁打となった。昨年8月22日阪神戦(神宮)以来の満弾。「奥川がこれだけ頑張ってチャンスも広げてくれて、なんとしてでも援護したかった。最高の形になって良かった」と振り返った。先発奥川は、ここまで5回無失点。直前の5回1死一、二塁で奥川がバスターで左前打を放ち、チャンスを広げた。攻守でチームを引っ張る20歳に、ベテランが応えた。

チームは試合前時点で、14日阪神戦から12戦連続無敗。91年と02年に並ぶ球団最長となっている。記録更新へ、大きな4点となった。