2位ロッテが手痛い4連敗を喫した。2試合連続で先制機を逸し、攻略が追いつかなかった。

9月30日のオリックス戦(ZOZOマリン)は初回、1番荻野貴司外野手(35)が死球で出塁も、後続3人が全て外野フライに。この日も荻野が安打で出塁し、その後1死一、二塁にするも4番レアードが三振。5番佐藤都もいい当たりながら左飛に終わった。

荻野はここまで全123試合に1番打者でスタメン出場し、出塁率3割7分をマーク。9月26日の西武戦(メットライフドーム)では3打席連続得点で貢献した。一方で、この4連敗中は18打席で4度のみの出塁にとどまる。その4度全てが残塁になり、チームに勢いができずにいる。

好調の佐藤都志也捕手(23)が9月下旬に3戦連続で2番を務めたものの、現在はポイントゲッターとして5番で起用されている。この日は藤原恭大外野手(21)が5試合ぶりに2番起用された。打撃練習では低いライナーが増えたものの、試合では安打が出なかった。

藤原の復調を待つか、状態が上がっている選手を起用するか。2番打者の仕事が、再上昇への1つのポイントになる。故障離脱中のレオネス・マーティン外野手(33)は3日に2軍戦で実戦復帰予定。荻野が出塁、生還できる流れを取り戻したい。【金子真仁】