巨人は最速152キロ右腕の関西国際大・翁田(おうた)大勢投手(4年=西脇工)をドラフト1位で指名した。1度目の入札では西日本工大・隅田知一郎投手(4年=波佐見)を指名したが、西武、広島、ヤクルトと競合で抽選に。今村司球団社長が3番目に左手でくじを引いたが当たりくじは残っておらず、最初に引いた西武が交渉権を獲得した。

全球団の1位指名が確定後、原辰徳監督(63)は「ジャイアンツのエースになってもらいたいと。大きく、大きく、育ってもらいたいなと思いますね」と期待した。主な一問一答は以下の通り。

-心境

原監督 スカウト等々みんなと話してですね、正直、ジャイアンツでは2番目の評価でした。ですから、2番目の評価の選手が入ってくれたというのはもう大変いいスタートを切ったなという感じがしますね。

-最速152キロ。映像も見たと思うが印象は

原監督 うちのピッチャーにはいないタイプで、少しややスリークオータ気味であると。非常にパワフルな、真っすぐに力があり、そして先発完投というスタミナも十分あるという点においては素晴らしい選手を指名できたなと思っております。

-隅田は4球団競合だった

原監督 たしかに、左では彼(隅田)を一番評価しました。しかし、右ピッチャーでは翁田君を1位で評価していたという点においては、非常に満足しております。

-期待する部分

原監督 即戦力として十分期待できる投手であるという風に私も思っていますし、彼自身もそういうつもりできてほしいなと思いますね。