西武に3位で指名を受けた中大・古賀悠斗捕手（4年＝福岡大大濠）が、東京・八王子市内の同大多摩キャンパス内で記者会見に出席した。

指名された瞬間は「ホッとした」と頭をペコリペコリと下げ、チームメートからの祝福を受けた。

肩の強さを武器にする大学屈指の捕手。「送球、肩の強さを自信にしているのでそこをアピールしていきたい。大学の1個上の先輩の五十幡さんが日本ハムにいる。盗塁した際には、自分が刺したい」と「サニブラウンに勝った男」との対戦を待ちわびた。

高校時代にバッテリーを組んだ法大・三浦銀二投手は、DeNAに4位で指名を受けた。今でもお互いの試合を見て褒め合ったり、気になった部分を指摘し合う良き仲間。別のチームとして、対戦してみたい気持ちもあるが、最終的な目標はもう1度、バッテリーを組むことだと言う。「まだ先のことかも知れないですけど、侍ジャパンだったり。自分は対戦と言うより、もう1度バッテリーを組みたい。自分が高校時代に、捕手にコンバートして、最初にバッテリーを組んだのが三浦。第1歩から成長させてくれた」と、プロという最高の舞台で、また力を合わせる時を心待ちにする。

U18日本代表では、ヤクルト村上、広島中村奨、日本ハム清宮、ロッテ安田らとチームメートだった。プロでの輝かしい活躍を横目に、自ら選択した大学の道で鍛錬を重ねてきた。「この4年間、どういう活躍をしているのかを興味津々に見てきた。高校の時は仲間でしたけど、プロの世界ではライバルになる。切磋琢磨（せっさたくま）していきたい」と力を込めた。