ロッテ井口資仁監督(46)が12日、ドラフト1位指名した市和歌山・松川虎生捕手(17)への指名あいさつを行った。

ナイターのオリックス戦(京セラドーム大阪)を5時間後に控えた午後1時、松本球団本部長、永野育成・スカウト部長、担当の三家スカウトとともに和歌山市の同校を訪問した。

井口監督は「りりしいですね。なんか、やってやるぞという表情が非常に頼もしく思いました。精悍(せいかん)な顔つきというか、(藤原)恭大以来こういう顔を見たな、とそういう思いがあります」とうれしそうに話した。

球界を代表する捕手、打者に-。そんな思いで1位指名した。「もしマリーンズに来てくれれば、合同自主トレを見ながら(キャンプで1、2軍)どっちでスタートかも考えながらやっていきたいと思います。1日も早く1軍で正捕手として頑張ってほしい、というのは伝えたので、あとは彼の頑張りだと思います」と大きな期待を寄せた。

松川は「思っていた以上に、すごく体がでかくて、すごく威圧感がありました」と井口監督のオーラにびっくり。「全員から信頼される選手になりたいですし、しっかり千葉ロッテマリーンズさんの顔として活躍できるように頑張りたいです」と前向きに話した。

指名あいさつ後、井口監督は京セラドーム大阪へ出発。ロッテファンでもある松川は「本当に大事な3連戦になると思うので、1球1球しっかりイメージしながら応援していきたいと思います」とテレビ観戦する予定を口にした。【金子真仁】