ヤクルトのドラフト2位明大・丸山和郁外野手(22)が、都内の同大合宿所で指名あいさつを受けた。

50メートル走5秒8、前橋育英時代には甲子園で1大会最多タイの8盗塁を記録したスピードスター。プロでも盗塁王を狙えるポテンシャルを秘めるが「特別なタイトルはないです。チームに属する以上は勝利に貢献できればいい」と欲張らない。

あまりプロ野球を見ずに育った。「BS入ってなくて、群馬では地上波で巨人戦をやってるくらいだったので、他のチームをあまり知らないし…」。ドラフト後も、まだ試合の残る東京6大学リーグのことで頭がいっぱいだ。ヤクルトは首位を走るが「今年は今年、来年は来年。気負うことなくチームにとけ込めたら」と力みがない。

ただ前日、明大の先輩でもある広島森下に電話で「ちょっとずつ頑張っていきます」と話すと「ちょっとずつじゃ遅い。人生かかってんだから」とハッパを掛けられた。マイペースに、でも着実に。“先輩打ち”は目標の1つになる。

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