DeNA牧秀悟内野手(23)が、プロ野球新人史上2位タイの236塁打に到達した。4回に大瀬良から右前打(塁打1)、8回に島内から左翼線へ二塁打(塁打2)を放って、塁打3を加算した。これで通算236塁打となり、58年長嶋茂雄(巨人)の290に次いで、56年佐々木信也(高橋)59年桑田武(大洋)86年清原和博(西武)と並ぶ新人2位となった。中大の先輩にあたる桑田が持っていた球団記録には、62年ぶりに並んだ。

三浦大輔監督は「いつも通り厳しい攻めの中でも何とか対応した打撃だった。これだけ打ってれば、いろいろな記録をこれからも塗り替えると思う。牧は記録を意識しているわけでないと思う。これからも、しっかりと牧らしい打席を見せてくれれば」と話した。

牧は4番に入ってから8試合目となる。前日は2安打2打点2得点だったが、この日は2安打で3得点と、攻撃の起点となった。三浦監督は「しっかりできていたと思う。2死からでも出塁して宮崎がかえす。4番に入ってもかわらず、集中して打席に立てていると思う」と評価した。

牧の二塁打はこれで28本目となった。プロ野球の新人では48年笠原(南海=40)58年長嶋(巨人=34)98年高橋由(巨人=32)、64年石黒(東京=29)に次いで、前記の佐々木と並んでプロ野球5位となった。

安打数は136となり、50年藤田宗一(国鉄)53年鈴木武(近鉄)16年高山俊(阪神)と並ぶプロ野球11位、セ・リーグ6位に浮上した。【斎藤直樹】