現代っ子らしく、つながった。DeNAドラフト5位の専大松戸・深沢鳳介投手(17)が16日、松戸市内の同校で指名あいさつを受け、同学年の同1位市和歌山・小園健太投手にライバル意識を燃やした。「小園君にいいところはいっぱいあると思う。いいところをしっかり吸収して、自分のいいところもしっかり出して、小園君に負けないような選手になりたい」と目を輝かせた。

ともにセンバツに出場しているが、対面したことはない。だが、11日のドラフト会議後にインスタグラムを通じて連絡先を教え合い「よろしく」と伝えたという。初めて担当した選手を指名した吉見祐治スカウト(43)が「すごいですね。今の子は」と驚くコミュニケーション能力だった。

最速152キロで上手投げの小園に対し、深沢は同144キロの横手投げだ。「コントロールは絶対に負けたくない」と特長を語る。DeNAには同じサイド右腕の平良がおり「いろんなことを聞いて、いろんなことを吸収したい」と貪欲だ。目標は「最多勝を取れる投手」。吉見スカウトは「心強い言葉を口にできるのが自信の表れ。ベイスターズを背負って立つ投手になってくれると思う」と期待した。【斎藤直樹】