阪神が追い上げも及ばず痛恨の黒星を喫した。シーズン7試合を残して、首位ヤクルトとのゲーム差は3に開き、ヤクルトの優勝マジックは「4」となった。
先発の秋山拓巳投手(30)が、今季ワーストタイの3被弾など5回4安打3失点で7敗目。7回に7番メル・ロハス・ジュニア外野手(31)が特大の8号2ランを放ち反撃に出たが、1点差とした直後の8回に4番手ラウル・アルカンタラ投手(28)が、鈴木誠にこの日2本目の左中間ソロを浴びた。
阪神矢野燿大監督(52)の一問一答は以下の通り
-最後まであきらめない姿勢は出たが
「序盤に点を取らんとね。点を取られた後かな。あそこで点を取れているかどうかが大きいし、アキ(秋山)もちょっと粘れなかったんで。そういう点の取られ方を、アルカンタラも、よし行くぞっていうところの1点やったからね。そういういろいろ、負ける原因というのはやっぱり、そういうところにあるかな」
-マルテがチャンスで打てなかった
「そりゃ、いろいろあるでしょう」
-最後の打席の当たりは良かったが、マルテの状態をどう見ている
「良くはないんじゃないの? やっぱり打球もあんまり上がっていないし」
-点の取られ方が走者なしからの本塁打
「そうやね。そこでアキらしく粘るっていうのがね、特長なところが、ボールがちょっと高かったかなっていう感じに見えたけど」
-近本は安打でチャンスメーク。ずっと調子がいい
「自信にしていいんじゃないの。自分で自分のスタイルというのがだんだん築けていって、それで結果が出て、1年目より2年目、2年目より3年目っていう、その右肩上がりにっていうのはなかなかいかないんだけど、それを実際にやっているわけだから、それは自信にして、もっともっと高いところを目指してやってもらえばいいんじゃないの」
-8回にアルカンタラが浴びた鈴木誠の一発がもったいなかった
「どれもタラレバ言えたらそんなんもう。どれもやん、結局そんなん。でも、あれも勝負行ってる結果やからね。そりゃあコントロールミスもしてほしくないし、しっかり追い込んだから打ち取ってほしいなと思うけど、だから…ねえ。そら勝負行く、じゃあ勝負行くなということも言えないわけだし、それは結果を受け止めてやっていくしかないんでね。タラレバで俺はなんか、選手を言うのは簡単なんだけど、俺もこうやって気持ちの方は大事にしたいから」