巨人亀井善行外野手(39)が今季限りで現役を引退することが分かった。今日21日にも球団から正式発表される。上宮太子高から中大を経て、04年ドラフト4位で巨人入り。今季でプロ17年目のベテランがバットを置く。喜怒哀楽を隠さず、素を貫く、コテコテの野球人だった。印象的なシーンを当時の記事で振り返る。

【鳥取から急きょプロ初スタメンで初安打(05年7月9日、広島戦=広島市民球場)】

ルーキー亀井がプロ初安打をマークした。3打席目にロマノから右前打を放ち「緊張の中で1本出て良かった」。故障した高橋由に代わり、この日昼、2軍遠征先の鳥取から急きょ広島入りし、即スタメン。だが、サヨナラ打の打球を処理し「悔しいです」とほろ苦さも味わった。