東海大が最終戦で接戦を制し、3連勝で秋季リーグ戦を締めた。

16日に4季ぶり74回目の優勝を決めて、臨んだ最終戦。門馬大主将(4年=東海大相模)が、途中出場で打線をけん引した。2-2で迎えた5回2死一、三塁で、来年のドラフト候補に挙がる日体大・矢沢宏太投手(3年=藤嶺藤沢)のスライダーをとらえて中前適時打を放った。ベンチに向かってガッツポーズを決め「自信はなかったんですけど、気持ちで打ちました」と笑顔で振り返った。

再び同点に追いつかれたが7回1死二、三塁、フルカウントから中犠飛で勝ち越し。「少し(飛距離が)浅かったので、(三塁走者の)小玉頼むと思って祈っていました。どうしても点がほしかった」と話した。最近は守備固めでの出場が多く、1年の秋季リーグ戦以来となる打点を挙げた。井尻陽久監督は「外野フライをよく打った」と主将の活躍に目を細めた。

すでに優勝は決めていたが、門馬主将は「この試合が関東選手権につながるので、気持ちが切れることはなかったです」ときっぱり。神宮大会につながる関東大会に向けて「リーグ戦を通して粘り強く戦えたので、関東でも勝つためにやりたい」と力強く話した。