仙台大が東北福祉大との「最終決戦」を制し、17年秋以来となるリーグ優勝を果たした。

初回に3番辻本倫太郎内野手(2年=北海)の中犠飛で1点を先制。1-1の同点で迎えた3回1死一、三塁では、平野裕亮外野手(1年=山村学園)が左前へ勝ち越し適時打を放つなど、この回、2点を奪った。平野は「1年生なので思い切っていこうと思った。チャンスで打てて良かったです」と話した。

投げては、サイド右腕・川和田悠太投手(2年=八千代松陰)が2試合連続の先発登板。3回2/3回を7安打2失点の粘投。この日の最速139キロ直球を軸に、内外角へのコースに投げ分けた。4回2死二、三塁からは、エース左腕・長久保滉成(3年=弘前学院聖愛)が残りの5回1/3を投げ、2安打無失点で締めくくった。

明治神宮野球大会の出場権を懸けて、東北地区大学野球代表決定戦(30日開幕、福島・いわき市)に臨む。大北広紀主将(4年=駒大苫小牧)は「目標は神宮で優勝なので、気持ちを引き締めていきたい」と言葉に力を込めた。